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専門家が分析!2026年の手帳トレンドは「ライフログ」から「ジャーナリング」へ
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専門家が分析!2026年の手帳トレンドは「ライフログ」から「ジャーナリング」へ

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こんにちは。pure life diary開発者の本橋へいすけです。

いよいよ2026年の手帳シーズンが到来しました。
「もう来年の手帳を買ったよ!」という人もいれば、「まだ迷っている」という人も多いのではないでしょうか。

毎年、数えきれないほどの新作手帳が登場しますが、2026年は明確に「これが来ている」と言える流れがあります。
それが、“ライフログ+ジャーナリング”という新しい手帳トレンドです。

この記事では、手帳開発者であり、マーケターとしてキャリアを歩んできた私が、雑誌・データ・消費者動向など客観的なデータと専門家としての知見を踏まえて、2026年の手帳トレンドを徹底解説します。

 

2026手帳トレンドは「ライフログ」を深めたい傾向としての「ジャーナリング」

2025年は「ライフログ」を目的とした手帳が大きなブームでした。

昨年のTVの特集でも「ライフログ」という切り口が多かったです。

 

ライフログとは暮らしの記録。

スケジュール管理はデジタル派の人も増えていくなかで、コロナが明けてから手書きの良さが改めて見直されたりしています。その中で手帳は予定の管理より、体調・気分・推し活・日常など暮らしの記録する、つまり「予定」から「記録」する傾向へ移ってきました。

暮らしを記録することで先の予定ではなく、毎日慌ただしく過ぎ去っていく忙しい現代人のふりかえり需要があることが伺えます。

 

この流れの中で2026年はライフログを取ることが広まり、記録を取る一歩先へ進みたい、自分に向き合いたい、その手段としてジャーナリングが広まっていると感じています。

記録したことを、自分がどう感じるか?どうしたいのか?記録をさらに内省して自分に向き合う「ジャーナリング」がトレンドの兆しを見せています。

メディアでも2026年の手帳トレンドとしてジャーナリングが注目されている

実際に2025年9月28日発売の『ログライフ』(KADOKAWA)の表紙には「ライフログ」「ジャーナリング」の文字が並んでいます。

『日経WOMAN』2025年11月号の「手帳特集」では、「心を整える」「モヤモヤを整理」「不安を言葉にする」など、「自分に向き合う」を重視したテーマが組まれました。

これまでの「スケジュール管理」や「行動記録」に加えて、「記録を通して自分がどう感じるのか」「これからどうしていきたいのか」と、より深く自分と向き合いたい人が増えてきたのではと考えています。

 

データで見るジャーナリングの関心の高まり

「ジャーナリング」への関心の高まりは、データにも表れています。

Googleトレンドで「ジャーナリング」を検索すると、過去5年間で検索ボリュームは6倍。右肩上がりの検索推移を示しています。

 

月間検索ボリュームも「ライフログ」が約3,500回に対し、「ジャーナリング」は3万回以上。
pure life diaryのYouTubeチャンネルで公開した動画の中でも、「ジャーナリング」がテーマの動画が上位を占めています。

 

ジャーナリングのやり方を解説した動画は30万再生を突破。(2025年10月現在)
関連動画全体では50万再生以上を記録しています。

なぜ今「ジャーナリング」が必要なのか?

現代社会はデジタル情報があふれ、私たちは常に忙しさの中にいます。
AI技術の進化により、これまで人間が担ってきた多くのことがAIに置き換えられていくでしょう。

そんな時代だからこそ、「自分はどんな意味を持って生きるのか」「どう生きたいのか」という問いに向き合う必要があります。

変化が激しく、正解のない時代だからこそ、“自分の気持ちや本音と向き合う時間”の価値が高まっていくのです。

「ジャーナリング」とは?「ライフログ」や「日記」との違い

「ジャーナリング」とは、自分の気持ちや出来事をノートに書き出す習慣のことです。

特定のルールはなく、自由に書くことができます。

「ライフログ」や「日記」との違いは、事実の記録よりも心の記録に重きが置かれる点です。

自分がどう感じているのか、本当はどうしたいのか、といった内面に焦点を当てます。

「ジャーナリング」には科学的な根拠もあり、ポジティブ心理学の分野でも効果が認められています。

感情を言語化することがストレス軽減やメンタルヘルス改善に効果があると報告されています。

例えば、テキサス大学の心理学者ジェームズ・ペネベーカーの研究では、感情や出来事を文章に書き出した人は、免疫機能が向上し、外来受診率が約50%減少。
感情を言葉にすることが心身の回復を促すことがわかっています。※1

また、ポジティブ心理学者ロバート・エモンズらの研究では、毎日「感謝できること」や「うまくいったこと」を書き出した人は幸福度が約25%上昇し、心身の不調が減少したという結果も出ています。※2

このように、ジャーナリングは単なる自己表現ではなく、“科学的にも裏づけられた“心を整えるための実践法”なのです

「ジャーナリング」を継続するコツ

小さく始める

習慣本を20、30冊読んでいづれにも共通していたのは、「小さなステップから始めること」。
1日1行、1分から始めるなど、簡単にできる範囲で始めるのがコツです。

pure life diaryのデイリーページは、1日分の枠があえて小さめに設計。 完璧を目指さず、気軽に続けられるのが魅力です。

ポジティブな面に目を向ける

人の脳は性質上ネガティブな方に思考がいきがち。

ネガティブな出来事があっても、“よかったこと”や“感謝できたこと”を見つけて書くと、脳の焦点が「できなかったこと」から「できたこと」「満たされていること」へと切り替わり、自然と自分にやさしくなれます。

pure life diaryのデイリーページのふりかえりには、あらかじめ「よかったこと」「ありがとう」を書く欄が用意されています。

1日の終わりにポジティブな面に自然と意識を向けることができます。

ガイド付きの手帳を活用する

ジャーナリングは、書く内容に決まりがなく自由に取り組めるのが魅力です。

しかしその一方で、「何を書けばいいのかわからない」「たくさん書かなきゃ」と感じ、続けられなくなる人も少なくありません。

そんなときにおすすめなのが、書くテーマやフォーマットがあらかじめ用意された“ガイド付き手帳”。

pure life diaryは、自分を知るためのワークが豊富で、続けやすいフォーマットが特徴の“ガイド付きジャーナリング手帳”。

無理なく自然と自分と向き合う習慣ができる設計になっています。

「もっと気軽に試せたら…」と思う方には、3か月分・日付フリーの中高生向け手帳『TO BE手帳 for teens』もおすすめ。

中高生向けではありますが、自分と向き合うワークも収録しており、「3ヶ月分なので気軽に始めれる」と大人の方にも好評いただいています。

 

2026年は“自分と向き合う手帳”の時代へ

2026年の手帳トレンドは、「ライフログ」から「ジャーナリング」へとシフトしています。

これまでのように予定を管理したり、日々を記録したりするだけでなく、「自分の心と向き合う」ことが手帳の新しい役割になりつつあります。

「ジャーナリング」は、単なる書く習慣ではなく、自分の内側にある本音を言葉にして、未来を自分の手で切り拓いていくための強力なツール。

変化が激しく、正解のない時代だからこそ、“自分と対話する習慣”が生き方の軸をつくります。

2026年は、予定を書くための手帳ではなく、自分を深く知るための手帳を使ってみませんか?

 

参考文献

※1 Pennebaker, J. W. & Beall, S. K. (1986). Journal of Abnormal Psychology, 95(3), 274–281.
※2 Emmons, R. A. & McCullough, M. E. (2003). Journal of Personality and Social Psychology, 84(2), 377–389.

この記事の執筆者:本橋へいすけ

大学卒業後、ギタリスト、外資・国内保険会社で営業、教育、マネジメントを経験。2018年にWEBコンサルタントとして独立し、コーチングアカデミーを経てプロコーチに。コーチングメソッドやウェルビーイングな習慣をつくる手帳「pure life diary」を開発し、feppiness株式会社を創業。現在はプロダクト開発や対人支援、マーケティング支援を通じて人と組織の開花をサポート。ポジティブ心理学の権威・ペンシルバニア大学のオンラインプログラムを経て、2025年4月より桜美林大学ポジティブ心理の修士課程に進学。



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