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手帳で「がんばらないといけない」を手放し、モヤモヤから脱却。強みを見つけて起業もできた【pure life ストーリー12 marikoさん】

手帳で「がんばらないといけない」を手放し、モヤモヤから脱却。強みを見つけて起業もできた【pure life ストーリー12 marikoさん】

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『pure life diary』を使っているユーザーさんに、手帳を使って起きた変化をインタビューしていく企画「わたしの手帳の使い方ストーリー」。

第12弾は、『pure life diary』を通して過去の自分と対話することで、幼少期から無意識のうちに刷り込まれていた自身の価値観をアップデートできたという、marikoさんにお話を伺いました。

忙しなく過ぎる日々のなかで、できなかったことばかりが気になって落ち込んでしまったり、ネガティブな感情に捉われてなかなか前向きになれなかったりすることは誰しもあるのではないでしょうか?

「自分と向き合えなくて、『pure life diary』にネガティブなことばかり書いている時期もありました。でも、書き続けたことで次第に前向きになれたんです」と語るmarikoさん。

今回はmarikoさんに、手帳を通して「できない自分」を認め、長い間苦しめられていた価値観や「がんばらないといけない」から解放されて、前向きになれたお話と手帳の活用法を教えていただきます。

【プロフィール】

marikoさん

marikoさん よりコメント
心がちょっと疲れたとき、自分を癒す時間を作ろうと、バーチカルの手帳にハマりました。余暇の時間を作るどころか、隙間時間にどんどん予定を入れて、結局予定はパンパン。やりたい事なのか、やらなくてはいけない事なのか、その違いがわからなくなったときに『pure life diary』に出会い、「センターピン(pure life ピン)」の考え方を知りました。『pure life diary』のなかにある、さまざまなワークで自分の強みを発掘して、今ではその強みを活かして起業しました。へいすけさん、ゆかりさんお二人には感謝しています。ありがとございました^_^

 

『pure life diary』は自分自身と“対話”ができる手帳


※marikoさんとゆかり(2022年の手帳総選挙の会場にて)

――『pure life diary』開発者・本橋へいすけ(以後、へいすけ):
もともと手帳が好きというmarikoさんですが、『pure life diary』のことはいつ知りましたか?

marikoさん:
最初に『pure life diary』を知ったのはYouTubeです。

YouTubeで手帳について発信している動画をいろいろと見ていたら、偶然見つけました。当時(2021年)はプロトタイプ版として発売されていたんですが、もうすでに売り切れていて。

そのため、先に『pure life diary』のコミュニティに参加して、手帳は2022年版から使い始めました。

――へいすけ:
早い段階から知っていただいていたのですね。YouTubeで多くの手帳の動画を見たり、実際にいろいろな手帳を使ってきたりしたなかで、『pure life diary』ならではの魅力や、惹かれたポイントを教えてください。

marikoさん:
単なる予定管理にとどまらないところです。初めて『pure life diary』のことを知ったとき、ほかにはない特徴を持った手帳だなと思いました。

予定をつけるだけじゃなくて、「自分自身と“対話”ができる」。ここが一番惹かれたポイントでしたね。

――へいすけ:
ありがとうございます。ワークを多く用意している点は、まさに『pure life diary』の特徴なのですが、使い始めるにあたって不安はなかったですか?

marikoさん:
日々のふりかえりのコーナーも充実しているので、書き切れるかなという不安は少しありました。

ただ、自分を知るためのたくさんのワークや「pure life サークル ※」のページを見て、すごく興味が湧きました。書いてみたい気持ちのほうが大きかったです。

「pure life サークル」のページ
※pure life サークル:8つの分野ごとにありたい自分の姿を記すワーク

 

ネガティブな感情で終わらせない手帳の使い方「過去の自分にお返事を書く」

marikoさんの『pure life diary』
※marikoさんの『pure life diary』のデイリーページ

――へいすけ:
実際に使い始めていかがでしたか?

marikoさん:
正直、2022年版は書けない時期のほうが多かったです。気持ちが前向きなときはたくさん書けるのですが、自己肯定感が下がっている時期は手帳を開くこともできませんでしたね。

予定の管理だけでなく、ワークがたくさんある『pure life diary』だからこそ、自分と向き合うのが怖くなるのか、書けない時期も一定期間ありました。

――へいすけ:
「自分と向き合う」ことが、しんどくなる時期もありますよね。現在は2023年版も使っていただいていますが、手帳を書けない時期を乗り越えたターニングポイントはありましたか?

marikoさん:
『pure life diary』のユーザー向け限定で定期的に開催されるオンラインイベントに参加した際、手帳の使い方に関して「ネガティブな感情もそのまま書いていい」というお話を聞きました。

無意識に「ネガティブな感情は書いてはいけない」「前向きでいないといけない」と自分のなかで思い込んでいたので、大きな気づきでした。そのあたりから、やっと手帳を積極的に開けるようになりました。

一時期はネガティブな感情ばかりを書いている時期が続いたのですが、気づいたら少しずつ書く内容も変わっていって、徐々に気持ちも前向きになっていたんです。

――へいすけ:
そのような変化があったのですね。ネガティブな感情を吐き出すことで気持ちがラクになったのでしょうか?

marikoさん:
そうですね。ネガティブなことも、もう1人の自分に聞いてもらうイメージで書いていました。ほかの人には、なかなか言えないことも自分自身になら話せるなと思って。

あとは、気持ちが元気なときに、数日前に戻って過去の自分に「お返事」を書いていました。

つらかったことも、できなかったことも、まずは認めて書きとめて。元気なときに過去の自分を励ましにいくことで、自身の成長も感じられました。

ネガティブで終わらず、プラスに変えていけている気がしてうれしかったです。

――へいすけ:
とても素敵な手帳の活用法ですね!ほかに工夫していることはありますか?

marikoさん:
毎日「pure life ピン(その日取り組みたいことや意識したいこと)」を立てるのですが、毎日完璧にピンを立て続けることはやっぱり難しくて。

ふりかえりを続けていると、自分にバイオリズムがあることに気づいたので、バイオリズムに合わせた内容でピンを立てていました。

元気な日はちょっとがんばるような内容にしたり、落ち込みやすい日や疲れているときはなるべく休むような内容にしたり。

また、日々のふりかえりは基本夜に書くようにしていたのですが、私は夜がネガティブになりやすいことに気づいて。

たとえば直前まで子どもを叱っていると、怒りの感情に邪魔されて、よい状態で書けないことが多かったので、今はふりかえりもピンも朝に書いています。

朝のほうが、ネガティブな感情が抜けてフラットな気持ちで書けるので、私にはそのルーティンが合っていると感じています。

 

自分を苦しめていた「べき思考」、ふりかえりの習慣で手放す。起業にもふみきれた


※『pure life diary』ユーザーさん限定で開催した名古屋ランチ交流会にて(左から、へいすけ・marikoさん・ゆかり)

――へいすけ:
手帳を1年以上続けてきて、気づいたことやご自身の変化はありましたか?

marikoさん:
自分でも意識していなかったのですが、子どものころから当たり前に刷り込まれてきた「自分の価値観」に苦しめられていたことに気づいたのは、大きかったです。過去の自分に「お返事」を書いているときに気づいて、ハッとしました。

――へいすけ:
どのような価値観に苦しめられていたのですか?

marikoさん:
「誰とでも仲良くしないとだめ」「人のことを悪く思う自分はよくない」「がんばらないといけない」「苦しい思いをしていないなんて、自分はがんばっていない」とか、本当にたくさんあったんです(笑)

昔から「がんばりなさい」って言われることが多い環境にいたこともあって、こんな考え方が無意識のうちに染み付いていたのだと思います。

手帳を続けているうちに、いつからかこの価値観に疑問が湧くようになって、自分が抱えていた“当たり前”を壊していけるようになりました。

――へいすけ:
大きな変化ですね。元々持っていた価値観は、日々手帳を書いていたら勝手に壊れていったのでしょうか?

marikoさん:
過去の自分との対話を通して、幼少期からの価値観に苦しめられていることに気づいたんです。日々のふりかえりで、無意識のうちに「がんばらないといけない」のような自身の価値観に縛られた想いを綴ることが多くて。

そんな自分に、数日後の自分が「がんばるってどういうこと?」と客観的に疑問を投げかけるようになりました。

深掘りしていくと、がんばることは「つらいことや苦手なことを乗り越えること」と捉えている自分がいたんです。

これに気づいてからは、つらいことや苦しいことを無理やり乗り越えようとするのではなく、「つらい、苦しいと感じることを好きになれる方法は?」と考え方をシフトできるようになりました。努力を努力と思わないようにするというか。

過去の自分に今の冷静な自分が客観的に質問することで、自分を苦しめていた“当たり前”から少しずつ解放されて、ポジティブで前向きな考え方や捉え方に軌道修正できるようになりました。

 

「完璧に書かなくてもいい」marikoさんが伝えたい、手帳とのつき合い方

marikoさんの『pure life diary』のページのイラスト
※marikoさんの『pure life diary』デイリーページに書いたイラスト

――へいすけ:
手帳を通して、ご自身の根本の価値観をアップデートされたmarikoさん。今、手帳の使い方に悩んでいる方や、これから手帳を使う方へ向けてのエールをお願いします。

marikoさん:
私は今使っている2023年版が『pure life diary』2冊目ですが、1冊目は正直ほとんど書けませんでした。

『pure life diary』のコミュニティで聞いた手帳活用のアドバイスを実践したり「どうしたら楽しく手帳を続けられるか?」を試行錯誤したりして、ようやく今『pure life diary』ライフを楽しめるようになりました。

もちろん、今でも書けない日だってあるけれど、そんなときは棒人間やテレビで見たスポーツ選手のイラストを書いたり、かわいいハンコを押したりして楽しんでいます(笑)

『pure life diary』はフリーページも充実しているので、たまにしっかり書きたいときはその日の気持ちや自分へのメッセージをワーッと書き出すこともあります。

手帳の使い方って本当に人それぞれだと思うんです。毎日完璧に書こうとしなくても大丈夫。

日々、自分の「書きたい・書きたくない」という気持ちも大事にしつつ、肩の力を抜いて、ラフな気持ちで一緒に手帳ライフを楽しめるとうれしいです。

――へいすけ:
これからも「まじめながんばり屋さん」に寄り添える手帳として、みなさんをサポートできればと思います。

本日は貴重なお話、ありがとうございました!

この記事の執筆者:non

元地方公務員。現在はメディア系企業で企画職をする傍ら、副業ライターとして活動。自身がキャリアに悩んだ経験から、女性のキャリアや生き方に関心が高く、元公務員のキャリアや自分らしい生き方について等身大の想いを発信している。2023年版から『pure life diary』のユーザー。

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