就活の軸って?作り方・自己分析の方法を紹介【就活生必見】
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「『就活の軸』を作ったほうがいいと知ったけど、作り方がわからない」
「どうやって会社を選べばいいかわからない」
「どのような会社が自分に合っているの?自己分析の方法が知りたい」
このように悩んでいる就活生は多いのではないでしょうか。または就職面接のとき、「就活の軸」を聞かれることもあると知り「作らなければ」と感じている人も多いでしょう。
就活の軸を作ることは、面接対策はもちろん、あなたらしく働くために役立つため、作るのがおすすめと言えます。
もし、あなたに合わない会社に入社してしまうと、
- 何のために仕事をしているのかわからなくなりつらくなる
- 自分に合わないと感じ早々に退職してしまう
など、つらい思いをしてしまう可能性があるからです。
そこでこの記事では、あなたが就職で後悔しないように、
- 就活の軸の具体的な作り方と考え方
- あなたに合う会社の見つけ方
- 就活を成功させるためのポイント
をお伝えします。
自分と向き合って価値観や大事にしている気持ちをふり返るため、就活だけでなく就職した後の人生にも応用がききます。
また、自分らしく会社で働きたい転職希望者にも役立つ内容を解説しているため、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
なお、弊社の手帳『pure life diary』や書籍『人生の純度が上がる手帳術』では、自分の価値観や本来持っている強みを知るためのワークや質問集を提供しています。
就活の軸を作るために役立つ考え方を認知科学の視点から解説しているため、就活生の自己分析に役立つでしょう。ぜひお役立てくださいね。
目次
就活の軸とは?
「就活の軸」とは「会社選びや仕事選びの際、自分なりの譲れない基準」のことです。
就活は、さまざまな会社や業種などから選ばなければなりませんが、選ぶときの譲れない条件や価値観と言えます。
就活の軸を決めることで、自分らしく働ける会社を選ぶ際に役立ちます。
また、会社によっては面接選考のときに就活の軸を聞き、社風や価値観にあっているかを確認することも。そのため、就活生は就活の軸を作ることが大切だと考えられるでしょう。
なお、「そもそも、自分のやりたいことって何だろう?」と悩んでいる方は、以下の記事がヒントになるかもしれません。
▶関連記事【自分のやりたいことがわからないときの対処法・ヒント【仕事・人生】】
また、就活で作るといいと言われる「自分史」の書き方を、以下の記事で紹介しています。
▶関連記事【自分史って?書き方と自己分析のポイント【就活・転職に便利】】
なぜ就活の軸を作ることが必要?4つのメリット
就職面接対策のほかにも、就活の軸を作ることのメリットとして、
- 「ありたい自分・なりたい自分」を実現できる就職先を選べる
- 自分の強みが生かされる就職先を見つけられる
- 入社後のミスマッチや離職の可能性を防げる
- 悩まずに自信を持って就活に取り組める
の4つがあります。ひとつずつ見ていきましょう。
【メリット1】「ありたい自分・なりたい自分」を実現できる就職先を選べる
1日のなかで仕事が占める割合は約1/3と言われています。長い時間を占めるため「仕事だから、イヤだけどがんばらないといけない……」と毎日を義務感から時間に追われるように過ごすのはつらいものです。
できれば、自分が心から「このような活動で社会に貢献したい」「あのような仕事スタイルで心地よく働きたい」など、自分の理想とする仕事や働き方をしたいと思うことでしょう。
就活の軸を作ることは、そのような自分の「ありたい自分・なりたい自分」を追求したり、明確にしたりすることにつながります。
また「ありたい自分・なりたい自分」を追求することは仕事のやりがいを考えることにもつながることでしょう。
自分を知るための自己分析の方法やポイントについては、以下の記事もぜひご覧くださいね。
▶関連記事【自分を知るには?メリットや自己分析の方法・質問集を紹介】
【メリット2】自分の強みが活かされる就職先を見つけられる
就活の軸を作るプロセスで、自分の強みや弱みなどを自己分析します。
そのなかで「自分の強みが活かされる職場はどのような環境なのか?どのような業務が向いているのか?」などが見えてくるため、自分に合った就職先を見つけやすいと言えるのです。
また、自分の強みを活かすことで、得意なことを成果につなげることも期待できます。
何を成果ととらえられるかは業種や職種によって違いますが、会社から求められる成果をあげることで成長を実感するとともに、まわりからの評価も得られるでしょう。
逆に、自分が本来持つ強みではない部分を求められる業務をすると、多くの労力を要し、肉体的にも精神的にも疲弊してしまう可能性があります。
そのため、自分の強みを活かす仕事をすることは大事なポイントだといえます。
【メリット3】入社後のミスマッチや離職の可能性を防げる
- 思っていた仕事と違う
- この仕事をずっとやっていくイメージが湧かない
- つらくて仕事を辞めたい
入社後にこのような悩みを持つ方は少なくありません。
実際に令和2年度の厚生労働省のデータでは、就職後3年以内の離職率は新規大卒就職者で 「31.2%」と発表されています。
参考:厚生労働省のHP「新規学卒就職者の離職状況を公表します」
つまり、就職して3年以内に約3割もの方が離職してしまっているのです。
離職の理由はさまざまですが、就活時に自分の適性やマッチした職場環境などを理解することで入社後のミスマッチを防ぐことにつながります。
転職の軸を明確にすることは、自分の適性や理想的な仕事環境、職場のリサーチなどを行います。
そのため、入社後の早期離職を防ぐことにつながると言えるでしょう。
【メリット4】悩まずに自信を持って就活に取り組める
就活のときに
- 自分が何をしたいかわからない
- 就活がうまくいっている人と比べて焦ってしまう
と思い悩んでしまう就活生は多くいます。
次第にメンタルが落ち込んだり、自分の将来や今後の就活に対して前向きな気持ちになれなかったりするなど、つらい思いをしてしまう可能性も。
しかし、就活の軸を作ることで理想のゴールを明確にできたり、自分の強みを再確認できたりするため、就活に自信を持つことにつながると言えます。
自信を持っていると「なぜ、ここで働きたいのか」「入社後に何をしたいのか」などを自分の言葉で具体的に伝えられます。
すると、会社に対して説得力のあるアピールや一貫性のある言動ができるため、好印象を与えられるでしょう。
また、自分の目標・目的がはっきりと定まっているため、仮にうまくいかないことがあっても落ち込み過ぎず、前向きに次のステップへ行動することにもつながります。
どのような就活の軸がいいの?具体例・注意点を解説
ここまで読んで「よし、就活の軸を作ってみよう」と思った人もいるかもしれませんね。
とはいえ、「どのような就活の軸を作ればいいの?」と具体的なイメージが湧かずに戸惑う人もいるのではないでしょうか。
実は、就活の軸には大きく分けて2種類あります。
- ミスマッチの可能性がある就活の軸
- 自分にとってベストな就活の軸
自分の理想的な未来や納得感につながる就活の軸を作りたいなら、「ミスマッチの可能性がある就活の軸」を作ってしまうことは避けるべきです。
ここでは、それぞれの軸の特徴の違いや注意点を説明していきます。
ミスマッチの可能性がある就活の軸の例
就職の際にミスマッチが起きる大きな要因として、入室前のイメージと違い、ギャップを感じてしまうことが挙げられます。また、言語化できない違和感やつらさを抱えてしまうこともあるでしょう。
こうしたミスマッチが起こる就活の軸は、「have to(〜しなければならない、〜するべき)」という義務感や承認欲求、他人軸などで作っていることが大半です。
これらで作った就活の軸は、本当に自分が望んでいる就職先ではないと言え、入社後のギャップを生む原因になってしまいます。
よくある例として、
- 大手企業だから将来が安定
- 給料がいいから
などです。
本心から重要だと思っているならOKですが、そうではなく「なんとなく良さそうだから」「まわりがいいと言うから」などの理由でこのような軸にしてしまうと、入社後にミスマッチや早期離職が起こる可能性があるのです。
就活の軸を作るとき、このような動機で作ることは避けなければならないと言えるでしょう。
自分にとってベストな就活の軸の例
自分にとってベストな就活の軸は「want to(〜したい、〜なりたい)」という自分の本心からの望みで作られています。
自分のなかの満足度や納得度が高いと言えるため、入社後も心に違和感はなく、挫折したり苦しくなったりすることを防げるのです。
ミスマッチやモチベーションの低下などを防ぐことにつながるでしょう。
また、
- 自分の「なりたい姿」を実現させたい
- 仕事の大変そうな部分が、自分の将来に役立てたり成長に活かせたりしそう
など、自分の「なりたい姿」を実現するための行動やとらえ方は、前向きでポジティブなものです。すると、事業の成長や自主的に動く社員につながるなど、会社にとってもメリットにつながることが期待できるでしょう。
就活の軸を作るための考え方・具体的な4つ方法
では、どのように「就活の軸」を作ったらいいのでしょうか。主な方法は以下の4つです。
- 自分が大切にしたい価値観を知る
- 自分の客観的な強みを把握する
- 「なりたい自分・ありたい自分」に必要な経験・働き方を考える
- 気になる会社へインターンや訪問OBしてみる
将来にプラスとなる就活の軸を作るためには「自分と向き合うこと」が必要です。
そのうえで、具体的な会社のリサーチや訪問などを実施することが効果的と言えます。
ここからは、就活の軸を作るための具体的な考え方と方法について解説しますね。
【方法1】自分が大切にしたい価値観を知る
転職の軸を作るときは「あなたが大切にしている価値観」を知ることが重要です。
価値観を知ることは、自分にとって最適な職場で働くことや、就活のさまざまな選択の際にブレない軸を作ることにつながります。
とはいえ、「いきなり価値観と言われると何から考えたらいいかわからない」と感じる方もいらっしゃることでしょう。そのようなときは、分野ごとに考えるとわかりやすいです。
参考に、弊社の手帳『pure life diary』の「価値観ワーク」の8つの分野を紹介します。
以下の8分野の「自分が大切にしたいことや理想」をそれぞれ言語化してみると、自分の価値観が見えてくるでしょう。
- くらし(ライフスタイル)
- 健康・美容
- 趣味
- まなび
- パートナーシップ・家族
- 仕事
- 人間関係
- お金
自分の価値観のくわしい見つけ方は、以下の記事もご覧くださいね。
▶関連記事【自分の価値観の見つけ方とは?価値観がわかる質問と日常に活かすコツ】
【方法2】自分の客観的な強みを把握する
自覚している強みとは別の「客観的な強み」を把握することは、より自分が本来持つ強みを明らかにできます。
「客観的な強み=周囲の方が思うあなたの強み」なので、あなたが気づいていない強みや才能、可能性などを発見できます。すると、自分が将来入社を目指すべき職場環境や職業が見えてくるでしょう。
客観的な強みを知るためには、
- 人から任せられることは何かを思い出す
- まわりの人に聞く
- 自己分析ツールを使う
などが挙げられます。
才能や強みの具体的な見つけ方は以下の記事で紹介していますので、あわせてご覧ください。
▶関連記事【自分の才能の見つけ方は?分析方法と見つける4つの質問】
▶関連記事【自分の強みとは?見つけ方・カテゴリー別の強み一覧を紹介】
なお、手帳『pure life diary』にも、強みや才能を発見するためのワークや動画での解説もあります。体系的に知りたい方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
【方法3】「なりたい自分・ありたい自分」に必要な経験・働き方を考える
「なりたい自分・ありたい自分」が定まれば、実現するために必要な経験や働き方が見えてきます。具体的に必要な経験や働き方をイメージすることで、あなたに適した就職先を選ぶことが可能です。
ゴールを設定することで、達成するための行動を逆算して考えられるでしょう。時間も有効に活用でき、効率良く就活を進められます。
なお、目標の立て方についてはポイントがあります。
以下の記事では、脳と心のしくみから途中で挫折しないためのコツや注意点などを解説していますので、就活の際はぜひ参考にしてみてくださいね。
▶関連記事【人生を変える目標の立て方!挫折しないコツ・注意点も紹介】
【方法4】気になる会社へインターンや訪問OBしてみる
聞きたいことがあっても、説明会などの多くの人がいる場ではなかなか質問しづらい状況だと思います。
もし、あなたが気になる会社のことをさらに知りたいと思っているのであれば、会社へインターンやOB訪問をしてみるのもおすすめです。
説明会では聞くことのできない、社会人の生の声を聞けます。またあなたの考えや悩みに対する的確なアドバイスをもらえる可能性もあります。
リアルな声を聞くことで実際に働く姿をイメージできるでしょう。
就活の軸は途中で変化してもOK
就活の軸を作ったものの、途中で「しっくりこない」と感じる場面もあるかもしれません。しかし、一度作った就活の軸を最後まで持ち続けなければならないことはありません。
重要なのは、まず就活の軸を作ってみることです。
さまざまな人の意見や考えを取り入れて変化させることは自然なことであり、あなたがなりたい姿に少しずつ近づいている証でもあります。
もし、将来の「理想の自分」「なりたい自分」がうまくイメージできない方や迷う方は、以下の記事が参考になるかもしれません。
▶︎関連記事【なりたい自分になるには?理想の自分になるために必要な考え方と行動】
就活の軸を作り、就活を成功させるための2つのポイント
ここまでの内容を実践すれば、就活の軸を作り就活を始める準備が整います。
しかし、就活の軸を定めただけでは、具体的な成果にはつながりません。では、就活を成功させるには就活の軸をどのように活かせばいいのでしょうか?
ここでは、就活を成功させるポイントをお伝えします。
【ポイント1】企業情報を事前にリサーチ・分析してミスマッチを防ぐ
まずはあなたの就活の軸を元に、企業情報をリサーチしてみましょう。世のなかには数多くの求人情報がありますが、就活の軸が定まっていると自分に合った会社を絞りやすくなります。
リサーチする項目の例として
- 会社が求める人物像
- 会社の社風
- 会社の価値観と自分の価値観が重なるか
が挙げられます。
会社とあなたの就活の軸がマッチする部分があることを確認すれば、就職した後に「思っていたのは違った」と感じることがなくなるでしょう。
また、面接で就活の軸をたずねられたとき、会社が求めている人物像や価値観が重なっていることをアピールすれば、面接を成功に導く可能性が高まるでしょう。
なお、面接が苦手な方は、以下の記事に対処法やうまくいかせるためのヒントをくわしく紹介していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
▶関連記事【【HSP】面接が苦手で就活が辛い。緊張で話せない原因と乗り越えるコツ】
【ポイント2】自分の価値観や強み、就活の軸は言語化して客観的に伝わるようにする
就活の軸を作った後にやることは、就活の軸をどのように言葉にして伝えるかを考えることです。
会社側に、あなたの就活の軸とマッチしていると感じてもらうためには、その会社で働きたい具体的なメッセージが必要です。
ほかの会社にも同じようなことが言えると感じさせてしまうと、あなたのメッセージの魅力が失われてしまいます。
あなたの就活の軸を魅力的に伝えるために、おすすめの方法は「紙に書き出すこと」です。自分の大切な価値観や強み、やりたいことなどを自由に紙に書き出すことで、あなたの思考を客観的にとらえられます。
またあなたの理想の生き方を絡めて書き出すためにおすすめのツールが、手帳『pure life diary』です。
人生を構成する8つの分野別に価値観を書き出す項目があり、具体的に自分の求める生きかたの理想をイメージしながら書き出せます。
実際に、『pure life diary』を使って自分と向き合った結果、自信をもって就活に挑めて内定をもらった就活生もいらっしゃいます。
以下の記事で、実際に手帳を使って内定をゲットするまでのストーリーをインタビューしていますので、就活生はぜひ参考にしてみてくださいね。
▶関連記事【就活手帳で自己理解を深めて内定をもらった【pure life ストーリー7 宮口裕太郎さん】】
就活の軸を作り、自分らしく働ける道を選ぼう
就活はあなたの人生を大きく左右させるといっても過言ではありません。また人生のなかでも仕事の時間が大半を占め、長い時間を過ごすことになるので後悔したくないですよね。
今回お伝えした内容を参考に
- 就活の軸を作ること
- 就活の軸を元に会社のリサーチや分析をする
を行うことで、あなたの強みを活かして「ありたい自分・なりたい自分」で活躍できる会社を探せるでしょう。
また就活を成功させることで、社会人として前向きなスタートを切れるはずです。
なお、弊社の手帳『pure life diary』や書籍『人生の純度が上がる手帳術』には、就活の軸を作るときに役立つ価値観を知るワークや質問集、自分の強みがわかる「強みリスト100」などがあります。
認知科学の視点からさまざまなワークを提供しているため、客観的に自分の価値観や得意なことを自己分析する際に役立つでしょう。また、動画コンテンツも付属で提供しているため、好きなタイミングで映像から学ぶことも可能です。
あなたが「自分らしさ」を活かして輝けるような会社と出会えることを、心から願っています。