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ウェルビーイングとは?意味や注目される理由、使い方を簡単に解説

ウェルビーイングとは?意味や注目される理由、使い方を簡単に解説

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「ウェルビーイングって?何なのか簡単に知りたい」
「ウェルビーイングを生活や仕事に、どのように取り入れるの?」

本記事を見ているあなたは、このような疑問を抱いているのではないでしょうか。

「ウェルビーイング」とは、「well-being」。つまり「良い状態」という意味です。

ひとりひとり「しあわせ」の定義は異なりますが、この「しあわせ」と昨今、注目されている「ウェルビーイング」は深い関わりがあるのです。

あなたにとってのウェルビーイング、つまり「良い状態」を考えることは「しあわせ」を考えることとも結びつきます。

そこで本記事では

  • ウェルビーイングの意味
  • ウェルビーイングが注目されている理由
  • 日本の幸福度とウェルビーイング
  • ウェルビーイングを実践している会社の事例
  • ウェルビーイングを取り入れるメリット

など、わかりやすく紹介します。

また、私たちの生活には欠かせないデジタル機器が、実は幸福度に影響している理由「デジタルウェルビーイング」についても解説しています。

ぜひ気になる章からお読みいただき、あなたのウェルビーイングを実現するきっかけになれば幸いです。

より深く知りたい方は、以下の記事に紹介しているウェルビーイングがわかる本を見るのもいいでしょう。

▶関連記事【ウェルビーイングおすすめ本を目的別に厳選9冊】

 

ウェルビーイング(well-being)の意味とは

そもそも、ウェルビーイング(well-being)とは、何でしょうか。

1947年に採択されたWHO(世界保健機関)の憲章前文に、下記があります。

健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが 満たされた状態にあることをいいます。(日本WHO協会訳)

出典:公益社団法人日本WHO協会.「世界保健機関(WHO)憲章とは」.公益社団法人日本WHO協会HPより

「健康とは、身体的、精神的、社会的に「well-being」な状態であり、病気や虚弱などが存在しないことではない」と定義づけています。

つまり、真に健康な状態というのは、病気などにかかっていないことではなく「well-being」な状態でいられること。

また、日本の厚生労働省の「雇用政策研究会報告書概要」では、以下のように説明しています。

「ウェル・ビーイング」とは、個人の権利や自己実現が保障され、身体的、精神的、社会的に良好な状態にあることを意味する概念。

出典:厚生労働省.「雇用政策研究会報告書」.厚生労働省HPより

真に「ウェルビーイング」な状態とは、身体的・精神的に健康であるだけでなく、私たちが社会との関わりのなかでも良い状態が作れていることと言えるでしょう。

 

近年ウェルビーイングが注目を集めている6つの理由

ウェルビーイングが注目を集めているのは、ここ数年の社会全体の急激な変化や、これから私たちが向かっていくであろう、社会のあり方を見据えた上でのことです。

ここでは、ウェルビーイングが注目を集めている理由を6つご紹介します。

 

1.政府が2021年にウェルビーイングについて言及した

日本経済を成長させ、続ける戦略を具体化して推進するための「成長戦略会議」というものがあります。

2021年6月に政府が発表された「成長戦略実行計画」に、ウェルビーイングが明記されました。

国を挙げて日本国民ひとりひとりが、自分にとっての「良好な状態」を実感できる社会を目指していくというものです。

※参考:内閣府.「令和3年第9回経済財政諮問会議・第12回成長戦略会議合同会議」の会議資料より

 

2.多様性(ダイバーシティ)や価値観の多様化

多様性や価値観が多様化していることも、理由として挙げられます。

戦後、物理的に物がなかった世代と高度経済成長期を経て、物にあふれ食べるに困らない世代の価値観は異なるでしょう。

また、現在はIT技術が急速に発展しています。デジタルを大人になって扱い始めた方と、生まれたときからデジタル機器を扱うデジタルネイティブの方とでは、コミュニケーションの仕方や考えかたなどは異なると言えるでしょう。

さらに、近年では異なった文化的背景を持った外国籍の入国者数の増加やLGBTQなどがいます。ひとりひとりのあり方のまま、生きられる社会(ダイバーシティ)が望まれているのです。

よって、現在は唯一絶対の「しあわせのあり方」が決められない時代とも言えるため「ひとりひとり」のウェルビーイングを大切にすることが求められています。

 

3.働き方改革の導入

近年では「働き方改革」により、残業時間や有休消化などに関するルールが法律で明確に決められました。

残業時間に上限を定めたり、年間の有給の取得日数によっては1年に5日は最低有休を消化しなければならなかったりと変化しています。

また、正社員だけではなく非正規雇用や副業など、個人のライフプランに応じて働き方が選べる社会へと変化しています。

このような取り組みは、ウェルビーイングの向上を目指して行われているものです。

長時間労働や働き方の違いによって健康を損なうことや待遇に大きな差が出ないよう、ライフスタイルに応じた選択ができる環境整備が目指されています。

 

4.労働人口の減少が進むなか、人材確保のため

現在、少子高齢化による労働人口の減少が叫ばれており、企業は人材確保が課題と言えます。

そのため、人材採用数の向上や離職防止などのために、働きやすくて魅力的な職場環境づくりが重要視されているのです。

また、外国人労働者の受け入れや高齢となっても仕事が続けられるしくみ作りを国が進めています。

たとえば「リカレント教育」の整備もその一環です。

リカレント教育とは、ライフステージなどに応じてキャリアを変えるために受ける教育です。新たな資格や技術の取得などが含まれます。

企業内でのキャリアアップのみならず、私たちが自ら望むありたい姿が選択できる学びとも言えるでしょう。

そのほか、キャリアコンサルタントの支援が受けられるシステムを普及させていくなど、ひとりひとりが長く活躍できる社会を国は作ろうとしています。

 

5.SDGsの項目に含まれた

最近、街中で「SDGs」と書かれたロゴをよく見るようになりました。

SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略で2015年に国連サミットで採択された国際目標です。

全部で17のゴールが設定されており、その3つ目のゴールが「GOOD HEALTH AND WELL-BEING(すべての人に健康と福祉を)」です。

ウェルビーイングであることは、日本国内に留まらず、世界中の人々の目標として掲げられています。

※参考:外務省.「SDGsとは?」.外務省のHP

 

6.新型コロナウイルス感染症による影響

2020年の新型コロナウイルス感染症の影響で、世界中の人々が今までと異なる生活を受け入れることになりました。

当たり前だと考えている生活は、決して確実なものではないことを体験しました。

不確実な先が見えない日々は、不安におそわれてしまうことも多々あるでしょう。だからこそ、ウェルビーイングな状態を自ら生み出していく必要があると言えます。

日本の幸福学研究の第一人者、前野隆司氏は、その著書『幸せな職場の経営学~「働きたくてたまらないチーム」の作り方~』(小学館)で、次のように述べています。

幸せになるための第一歩は、「幸せになると決める」ことなのです。

出典:前野隆司著.『幸せな職場の経営学~「働きたくてたまらないチーム」の作り方~』.小学館より

つまり、まずは自分がしあわせになると「信じる」こと。そして、しあわせになると「決める」ことから「自分のしあわせ(ウェルビーイング)」を始められるのです。

新たな生活を受け入れ、対応するとともに「自分のしあわせ」をつくることも大切といえるでしょう。

 

日本の幸福度とは?ウェルビーイング実践の現状

ウェルビーイングは、日本政府も意識している状況ですが、現在日本人の幸福度はどうなのでしょうか。

国連が設立したSDSN(持続可能な開発ソリューション・ネットワーク)が、毎年行う「世界幸福度調査」があります。

世界150か国以上の国を対象とした2022年の調査では、日本は全体の54位です。

調査では、下記7つの項目について評価が行われます。

  • GDP:ひとり当たりの国内総生産
  • Social Support:社会的支援
  • Healthy life expectancy at birth:健康寿命
  • Freedom to make life choices:人生における選択の自由
  • Generosity:人への寛容さ
  • Perceptions of corruption:汚職の認識
  • Dystopia:ディストピア(最低最悪の国)よりもどれだけよいか

※参考:World Happiness Report.「世界幸福度レポート2022」

7つの項目のなかで、日本は「人への寛容さ」と「人生における選択の自由」が、評価が低いという結果になっています。

他者との関係や利他の心を持つこと、また人生における自己選択などは、さまざまな研究からも人の幸福度に大きく関わると言われています。

よって現在の日本人は「他者への関心」や「自分で人生を選択する意識を持つこと」などが、幸福度を上げるカギとなるかもしれません。

幸福度を上げてしあわせに過ごすための方法やウェルビーイングの高め方は、以下の記事にくわしく書いていますので、ぜひご覧くださいね。

▶関連記事【幸福度を上げるには?具体的な7つの方法とウェルビーイング】

▶関連記事【ウェルビーイングを高める5つの方法としあわせを測定する手段を解説】

また以下記事では、ひとりひとりが幸福度を高めるための方法として、各個人がウェルビーイングを高める「書くウェルビーイング」の方法を紹介しています。

▶関連記事【書くウェルビーイングで叶うありたい自分!おすすめの書くテーマ・習慣】

 

デジタルとの距離は幸福度に影響!デジタルウェルビーイングの重要性

急速なIT機器の進化により、私たちの生活においてスマートフォンやタブレットなどのデジタルデバイスは必需品となりました。

デジタル機器は非常に便利な一方で、私たちの日常に良い影響だけを与えてくれるものでもありません。

ここでは、多くの日本人の幸福度に影響している可能性が高い「デジタルウェルビーイング」について解説します。

あなたも無意識に影響を受けているかもしれません。

 

デジタルウェルビーイングとは

デジタルウェルビーイングを簡単に言うと「デジタル機器を最大限有効活用しながら、テクノロジーとの健全な関係を作ること」といえます。

デジタルデバイスとの適度な距離が保てていない生活の場合、心身の健康に影響が出てウェルビーイングから遠ざかってしまう可能性があるのです。

 

便利だけど幸福度には悪影響?デジタルデバイスの注意点

デジタル機器を用いることで、私たちは一瞬で必要な情報をネットから引き出す便利さを手に入れました。

しかし、いいことばかりではありません。

たとえば、以下のような影響を受ける可能性があります。

  • ブルーライトにより睡眠が浅くなる
  • 必要以上に時間を費やしてしまう
  • 長時間使用で、同じ姿勢を取り続けることで巻き肩やストレートネックなどを引き起こす
  • メールやアプリの通知が気になって仕事や勉強などに集中できない
  • 各メディアやSNSの多様な情報で迷ったり、他者比較から自己否定をしたりする

これらが原因で、メンタルヘルスを害することがないとは言い切れません。

 

幸福度を保つ、デジタルとの適度な付き合いかたのポイント

幸福度を保つには、デジタルデバイスの特徴に気づき、自分が何を目的として使用するのか、何がしたいから使うのかを選択し続ける必要があります。

そのように、自分の「want to(~したい、根源的な欲求)」に沿ったデバイスとのつき合いかたで、無駄な時間を省き、自分だけのウェルビーイングな状態を生み出していく必要性があるとも言えるでしょう。

「want to」とは、社会常識や、今まで自分が生活してきた環境で培ってきた「have to(こうあるべき)」という思い込みを外したなかから出てくる、人が本来持つ純粋な「ありたい」姿です。

私たちの生活に欠かすことができないデジタルとのつき合いかたを通して、自分がどうしたいかを考えるのも純度の高い日々(pure life)を作る一つの指針となりえます。

そのため、まずは自分がスマホやタブレットをどのように使っているのか記録してみてもいいかもしれません。

そのうえで、自分がデジタルデバイスとどう付き合いたいのかを、自分の価値観と照らし合わせてカスタマイズしていくのがおすすめです。

とはいえ、どのように自分の価値観を知ればいいのかわからないと感じられる方もいらっしゃるでしょう。

自分の価値観の見つけ方については、以下の記事をご覧ください。

▶関連記事【自分の価値観の見つけ方とは?価値観がわかる質問と日常に活かすコツ】

なお、自分が幸福度を上げるための具体的なステップを知りたい方は、書籍『人生の純度が上がる手帳術』で、自分と向き合ってみるのはいかがでしょうか。

才能や価値観を知るための質問集ワーク、自分の純度が高い生活度を測る「pure lifeチェック診断」などが掲載されており、幸福度を上げるヒントが得られるでしょう。

 

会社がウェルビーイングを取り入れる3つのメリット

近年では、ウェルビーイングの考えかたを企業運営に取り入れた「ウェルビーイング経営」という言葉があります。

ウェルビーイングを会社に導入すると、社員の心身の健康を保ち満足度をあげるだけでなく、会社にも良い状態をもたらしてくれるのです。

ここでは、その具体的なメリットを3つご紹介します。

経営者の方はもちろん、自分の働き方に悩む方も以下の「ウェルビーイングを仕事に取り入れる」という考えかたは、自分らしく働くためのヒントになるかもしれません。

 

1.社員が仕事や職場に対するやりがいやモチベーションが高まる

しあわせな状態の人は、そうでない人に比べて、モチベーションが高いことがリサーチなどからもわかってきています。

ウェルビーイングな状態でいることは、自分がどうあるのが良い状態でいられるのかに気づき、その状態を自ら築いている状態とも言えます。

つまり「自分がどのようなことをするのがワクワクするのか?どのような目的をもって仕事に臨んでいるのか?」などが明確になっていることが多いのです。

そのため、無理せずがんばらなくても自然と出る自発的な行動やモチベーションにつながっていると言えます。

 

2.業務の生産性の向上が期待できる

主体的に物事に取り組んでいるときと、そうでないときとでは、どちらの生産性が高いでしょうか。

自分がやりたくてやるアクションは集中して取り組めますし、生産性も上がります。

同様に、仕事に対してやりがいやモチベーションが高まると、スタッフが主体的に業務に向き合えるようになれます。

 

3.社員の離職防止につながる

職場におけるスタッフの幸福度の高さは、離職率を下げるというデータがあります。

Googleが2016年に行ったプロジェクト・アリストテレスにて、パフォーマンスが高いチームの共通点として出てきたキーワードが「心理的安全性」です。

心理的安全性とは、お互いに安心・安全にコミュニケーションをはかったり、業務を行ったりすることができる環境を指し、メンタルヘルスへも良い影響があると示唆されています。

そのため、ウェルビーイングな状態を作る要素の一つとして受け取ることもできるでしょう。

厚生労働省が発表した「令和2年雇用動向調査結果の概況」によると、男女ともに「人間関係の問題」で離職をしている人の割合は多いことがうかがえます。

しかし、心理的安全性が高い職場では、ワーク・エンゲージメントも高く、コミュニケーションが円滑な傾向があるようです。

よって、ウェルビーイングな職場は離職の減少につながるといえます。

※参考:厚生労働省.「令和2年雇用動向調査結果の概要」.厚生労働省のHP

 

ウェルビーイングを実践した会社の事例を3社紹介

ウェルビーイングに関心を持ち、実際に社内環境に取り込む企業が増えてきています。

ここでは、3社の企業事例を紹介します。

会社はもちろん、規模問わずにチームや組織を運営しているリーダーは持続可能な組織づくりのために参考になる内容でしょう。

 

【ウェルビーイングの事例1】Zホールディングス株式会社

Zホールディングス株式会社は、Yahoo! JAPANを運営している会社です。「Zホールディングスグループ健康宣言」を掲げています。

正社員の就業規則に「健康経営」を盛り込んでおり、働く人とその家族のせにつながる経営を行うことを明文化しています。

そのために、さまざまなセミナーや運動支援を実施。また、マインドフルネスを取り入れるなどメンタルケアにも取り組んでいます。

ちなみに私(筆者:ちゆたか)の体験談をお伝えすると、実際にYahoo内で瞑想の実践を普及する活動をなさっている方のお話をうかがったことがあります。

瞑想を通じて、ひとりでも多くの方がウェルビーイングな状態でいられるよう心を砕いていらっしゃったのが、非常に印象的でした。

※参考:Yahoo! JAPAN.「従業員の健康」,Yahoo! JAPANのHP

 

【ウェルビーイングの事例2】ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス株式会社

ユニリーバ・ジャパン・ホールディングスは、2016年から「WAA」という取り組みを始めています。

「WAA」とは「Work from Anywhere and Anytime」という取り組みです。

「社員ひとりひとりの働きやすい環境は違う、だからこそ、自分で自分らしい環境を整えることで、よりパフォーマンスを高めてもらう」といった制度です。

業務上の問題がなければ、上司に申請し、いつでもどこでも自分の好きな場所で仕事ができるというもの。

「WAA」開始10ヶ月後のアンケートにおいて、暮らしにポジティブな変化を感じる人は68%でした。

また、生産性が上がったと答えた人は実に全体の75%にも及んでいます。

社員のウェルビーイングの向上が、会社にポジティブな影響を及ぼした例と断言してもよいのではないでしょうか。

※参考:ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス株式会社.「WAAについて」.ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス株式会社のHP

 

【ウェルビーイングの事例3】feppiness株式会社

fappiness株式会社では、ウェルビーイングな環境を作るために、チームメンバーそれぞれが自己理解をすることを推進しています。

自分を知ることで、自分の特性や「want to(根源的な欲求)」などが明確になるから、と考えているためです。

チームでお互いの資質を理解し合うことで、それぞれの強みを伸ばしあい、個性を尊重できる環境をつくっています。

結果として、本音で語り合える「心理的安全性」に優れた職場環境が産み出せています。

また、会社のゴールを社員に押し付けないのも特徴です。

会社の掲げるゴールと個人が到達したいと考えているゴールが重なり合う部分を見つけます。

そうすることで、上からの指示がなくて主スタッフが自らのゴールを達成するために、自分で考えて意見を出し、行動していけるチームとなっています。

くわしくは、以下の記事をご覧ください。

▶関連記事【ウェルビーイングなチームづくりの具体的な方法】

 

ウェルビーイングってどのような状態?実現の参考となる指標

ウェルビーイングは社会的に注目されており、より良い人生を送るのに大切な状態です。

とはいえ、具体的にどのような状態なのかがわからなければ、自分にとっての具体策がわかりませんよね。

そこで、ウェルビーイングを保つのに大切だとされる指標や要素をお伝えします。

 

セリグマンの「PERMA法則」による5つの要素

アメリカの心理学者でポジティブ心理学の父と呼ばれているマーテイン・セリグマン氏が考案した法則です。

セリグマン氏は、ウェルビーイングが次の5つの要素によって構成されているとしています。

  1. Positive Emotion(ポジティブな感情):うれしい、感動、感謝、希望といったポジティブな感情
  2. Engagement(物事に没入する):時間を忘れて何かに没頭する
  3. Relationship(他人との良い関係):人を援助したり、援助をもらったりし、人とのつながりを感じる
  4. Meaning and Purpose(生きる意義・自覚):自分よりも大きなものと関わり、自分が生きる意味や目的を導き出す
  5. Achievement/ Accomplish(達成感):仕事や趣味などさまざまな領域で、達成感を追い求める

 

ギャラップ社による5つの要素

世論調査やコンサルティング・サービスなどを提供しているギャラップ社は、人が人生を成功させる要素として次の5つを提唱しています。

  1. キャリア ウェルビーイング(Career well-being):ここでのキャリアは仕事に限らず、日々の時間をどのように使うか、どれだけ自分が好きなことができているかどうかです
  2. ソーシャル ウェルビーイング(Social well-being):人間関係が良好かどうか
  3. フィナンシャル ウェルビーイング(Financial well-being):自分のお金を有効に管理できているかどうか
  4. フィジカル ウェルビーイング(Physical well-being):身体的に健康で、活力がある状態かどうか
  5. コミュニティ ウェルビーイング(Community well-being):地域社会とつながっている感覚があるかどうか。

 

※参考:Gallup.「Gallup 2020 Global Emotions Report」.GallupのHP

 

ウェルビーイングを理解し実践するヒントに【おすすめ本】

ここまで読み、ウェルビーイングをより深く理解したい、日常にウェルビーイングを取り込むマインドや行動を知りたい、などと感じてくださった方もいらっしゃることでしょう。

ウェルビーイングについてより学びたい方は、さまざまなウェルビーイング本を読んできた、「pure life is…」の編集部が選んだおすすめ本を以下にまとめていますので、ぜひ参考にしていただけますと幸いです。

▶関連記事【ウェルビーイングおすすめ本を目的別に厳選9冊】

 

まとめ:ウェルビーイングを習慣化し、しあわせを感じられる日々に

今回は、ウェルビーイングをテーマに、私たちの幸福度に与える影響や取り入れるメリット、企業事例などを紹介しました。

「しあわせ」のかたちは、近年多様化しています。

どのような状態であっても、人生をおもしろがれ、しあわせを感じられるのであれば、あなたの正解と言えます。

そのためには、まずは自分の価値観や「want to」、強みに気づくことが重要です。

そのあと、意識的に日常で気づきを活かすことが、ウェルビーイングを習慣化するスモールステップと言えます。

そのきっかけとして『pure life diary』を活用したり、プロにコーチングをしてもらうことで自分を客観視したりする時間を設けてみるのもおすすめです。

豊かな社会を作るには、ひとりひとりが自分のウェルビーイングを見つける必要があります。

だからこそ、当メディアを運営するfeppiness株式会社では「自分を知る」「受け入れる」「変化する」を叶え、「しあわせを感じられる社会をつくる」ことを目指しています。

この記事の執筆者:ちゆたか

コンパッション・フルネス・コーチ。自信もなく自己肯定感もなかった人生がマインドフルネスとコンパッションを学んで激変。特に「懸命に生きている人のお手伝いがしたい」という自身の「want to」に気がつき、コーチの道に入ってからは日々の満足度が一気に上昇中。

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