ウェルビーイングを高める5つの方法としあわせを測定する手段を解説
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近年、心と身体が良い状態を意味する「ウェルビーイング」という言葉を聞く方も多いのではないでしょうか。
そのようななかで、
「どうやってウェルビーイングを高めるの?」
「ウェルビーイングの高まり度合いを確認する方法ってあるのかな?」
このような疑問を抱いていませんか?
実は、日々のちょっとした心がけで少しずつウェルビーイングは高められるのです。
また「しあわせを測定する」と言うと難しそうですが、ツールを使ったり、書き出したりすることで、自分のウェルビーイングの状態を「見える化」する方法があります。
そこで本記事では
- 「ウェルビーイングを高める」の意味
- ウェルビーイングを高める効果やメリット
- ウェルビーイングを高める必要性
- ウェルビーイングを高める具体的な方法(個人・企業別)
- 自分の「しあわせ」を測定する手段
などをご紹介します。
「ウェルビーイングを高める方法を知りたい」「ウェルビーイングを高めて、心地のよい日々を送りたい」という方のご参考になれば幸いです。
なお、当メディアを運営するfeppiness株式会社では、ウェルビーイングを保つ習慣をサポートする手帳『pure life diary』を開発しています。また脳と心のしくみから、しあわせを感じられる自分になるヒントを解説した書籍『人生の純度が上がる手帳術』も提供中です。
このような手帳や本を活用するのも、じんわりと日々にしあわせを感じて幸福度を高める近道になるでしょう。
目次
ウェルビーイングを高めるとは「人生の幸福度」をじんわり上げていくこと
「ウェルビーイングを高める」と言うと、なんだかピンときませんよね。
それもそのはずです。「ウェルビーイング(Well being)」とは、身体的・精神的・社会的にすべてが「良い状態」にあることを意味した「幅広い健康の定義」をあらわしているからです。
たとえば、日本では業界によってウェルビーイングの訳し方が変わってきます。
- 医療系:「健康」
- 心理系:「しあわせ」
- 福祉系:「福祉」
なお、「うれしい」「楽しい」といった感情の一部を表す英語の「ハピネス(Happiness)」は、ウェルビーイングの一部です。
ハピネスが瞬間的なものである一方、ウェルビーイングは持続的なものを意味するという点に違いがあります。
つまり、ウェルビーイングを高めるとは、心豊かで身体が健康である状態を保ちながら、社会とポジティブに関わっていくことです。
ウェルビーイングは、自分のしあわせを追求しながら丁寧に生きていく過程で、じんわりと高まります。
また、こちらの記事では幸福度を上げるための具体的な方法を紹介していますので、ぜひご覧くださいね。
▶︎関連記事【幸福度を上げるには?具体的な7つの方法とウェルビーイング】
ウェルビーイングを高める人は「成果」を出しやすい
「ウェルビーイングがしあわせを意味することはわかったけど、どんな効果があるの?」と疑問を持つ方もいるでしょう。
実は、ウェルビーイングを高めてしあわせを追求している人たちは、高い成果を出す傾向があることがわかっています。
ウェルビーイングについて積極的に研究が行われている欧米の調査によると、しあわせな人たちには、以下のような結果が確認されています。
・創造性が3倍高い
・生産性が1.3倍高い
・寿命が7年から10年長くしかも健康である
成果が出ている理由は、自分のしあわせにフォーカスして暮らしているため、持っている能力を発揮しやすい状態にあることが考えられます。
そのため「自分にとってのしあわせってなんだろう?」「心地よい状態ってどんな感じかな?」とふとした瞬間に考えてみることが大切です。
タスクに追われて受動的に動くのではなく、主体的に自分の状態を分析しつつ生活することで「やる気」や「チャレンジ精神」「夢」が生まれて来るのです。
ウェルビーイングを高める必要性は「社会的な価値の変化」にある
時代の変化により、求められるものが「お金・モノ・地位」から「しあわせ・健康」にうつっています。日本では、この変化がすでに20世紀の終わりにあらわれていました。
高度成長期まで「モノ」の豊かさを目指して発展してきた日本は、今や労働人口が減り、少子高齢化の道を歩んでいます。「モノで満たされるしあわせ」の限界が来ており、環境問題や格差問題を考慮する必要もでてきました。
人と比べた「優劣によるしあわせ」ではなく「自分の基準で決めたしあわせ」の追求に変化してきているのです。
ウェルビーイングを構成する5つの要素やメリットについて知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
▶︎関連記事【ウェルビーイングとは?意味や注目される理由、使い方を簡単に解説】
【個人向け】ウェルビーイングを高める5つの方法
ウェルビーイングは、毎日のなかで「しあわせ」についてちょっとした意識を向けることで、ゆっくりと高まります。
ウェルビーイングを高める具体的な方法は、以下の5つです。
- 1日をふりかえってみる
- 家族・友だち・会社の人と雑談してみる
- 多様性を楽しむ
- 「自分なんて」を手放す
- 心や身体の不調があるときは「すぐに病院へ行く」
ひとつずつ試してみるだけでも、日々の幸福度をじんわりと上げられるので、マイペースでチャレンジしてみてくださいね。
それでは、くわしく紹介していきます。
【方法1】1日をふりかえってみる
1日の中で感じた「嬉しかったこと」「よかったこと」をふりかえってみましょう。
「忙しい日々に追われて、ふりかえる時間もない」という方も多いかもしれませんが、1分間だけ「気分が上がったこと」を想い浮かべてみてください。
「よかったことが思いつかない」という方は、ささいなことから探してみましょう。
たとえば、「空がまっ青で気持ちよかった」「おやつに食べたプリンが美味しかった」などの小さなしあわせです。
ふりかえったことを記録して、あとで読み返したいという方は「よかったこと・今日のありがとう」の書く欄が設けてある手帳『pure life diary』がおすすめです。少しずつ「うれしい」を手帳に積み重ねて、負荷をかけることなくウェルビーイングを高められます。
「実際に『pure life diary』を使った方の感想が知りたい」という方は、こちらの記事をぜひご覧ください。
▶︎関連記事【就活は手帳で自己理解を深めて内定をもらった【pure life ストーリー7 宮口裕太郎さん】】
【方法2】家族・友だち・会社の人と雑談してみる
周囲の人たちと積極的に雑談する機会を作ってみることも、ウェルビーイングを高める方法の一つです。
まったく知らなかった情報にふれて刺激をもらったり、考えを共有したりすることで、人生が豊かになります。悩みごとがあるときは、信頼できる人に相談してみてもよいでしょう。
たとえば、いつもは厳しい会社の上司と雑談してみてください。意外な一面を知って親近感がわき、仕事の相談がしやすくなる可能性があります。
家族や友だち、会社の人以外のコミュニティで雑談してみたいという方は「趣味 サークル」で検索してみてください。私は過去に趣味でつながる社会人サークルに入っていました。
共通の趣味で盛り上がれるコミュニティであれば、自分らしく雑談できる環境がきっと見つかりますよ。
「起業に興味があるけど、話せる人や相談できる人がいない」という方は、弊社(feppiness株式会社)が運営する、経営者や事業主のためのビジネスコミュニティ「for you」もチェックしてみてくださいね。同じ志を持った人たちとディスカッションしたり、ビジネス構築を学べたりします。
無理のない範囲でいろいろな人と雑談をしてみると、人生にさらなる彩りが加わるでしょう。
【方法3】多様性を楽しむ
「人と同じでいること」は重要ではありません。自分と他者の違いを大切にして、多様性を楽しんでみるのも、ウェルビーイングを高める方法です。
さまざまな人がいることを認められる社会では、個人の幸福度を高めることが多くの調査で明らかになっています。
自分や周囲の人の多様性を楽しんで、じんわりと幸福度を上げてみてくださいね。
【方法4】「自分なんて」を手放す
落ち込んでいるときに、つい「私なんて」とさらに自分を傷つけてしまうことはありませんか?誰でもそのようなときはありますよね。
だからこそ、まずは「自分なんて」を意識的に手放してみましょう。「言葉には力がある」からです。
神戸山手大学の調査によると、以下のような調査結果があります。
言霊的態度に関する項目については、「口に出すこと」「他者に言うこと」「ネット上に書くこと」の違いを比較すると、ほとんどの項目で「口に出すこと」の平均値が最も高く、他者、ネット上の順であった。またポジティブな側面の方がネガティブな側面よりも平均値が高かった。
出典:「不確実事象の予測に関する研究:『フラグを立てる』現象から」課題番号 15K04049(KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所)) ( https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-15K04049/)
より
ネガティブな言葉をポジティブに変えるだけで、良い結果につながる可能性があることが調査で確認されていますので、まずは「自分なんて」を手放してみましょう。
そして、少しずつポジティブな単語を口に出してみると、あなたのウェルビーイングをじんわりと高められます。
また、それらを「紙に書き出すこと」もおすすめです。
関西大学心理臨床センターなどによる調査では、日記をつけてふりかえることで、以下のような結果を発表しています。
「疲労」、「怒り」、「循環器不調」、「抑うつ」は日記筆記により有意に低下した
出典:酒井久実代・河﨑俊博.「振り返り日記が精神的健康に及ぼす効果の検討」.関西大学臨床心理専門職大学院紀要, 2018,巻 8,p.49-5
より
なお、弊社の開発した『pure life diary』は、減点評価ではなく、加点評価しながら日々をふりかえることができるよう、あなたをサポートする手帳です。気になる方は、ぜひお試しください。
日記の書き方や書くことでウェルビーイングな状態をつくる方法、おすすめの書くテーマは以下の記事で紹介しています。何を書いたらいいのかイメージが湧かない方は、参考になるでしょう。
▶︎関連記事【挫折しない日記の書き方とは?7つのアイデアと習慣化のコツ】
▶︎関連記事【書くウェルビーイングで叶うありたい自分!おすすめの書くテーマ・習慣】
「どうしても自己否定してしまう」という方は、原因や対処法を紹介している、こちらの記事をご覧くださいね。
▶︎関連記事【【HSP】自己否定が強い原因は?やめたいときの対処法!自尊心を高める自分との向き合い方】
【方法5】心や身体の不調があるときは「すぐに病院へ行く」
「なんだかいつもと違うな」「体調がずっと優れないな」という方は、迷わずに病院で診てもらいましょう。「このくらい大丈夫」と言い聞かせても、身体や心がサインを送っていることがあります。
「言葉の力」は前述しましたが、病気を抱えている場合は、症状を緩和させたり、治療したりするのが優先です。
「日本一生き心地の良い町」といわれている徳島県の海部町で、大切にされていることの一つに「病は市に出せ」という言葉があります。
※参考文献:岡 檀,『生き心地の良い町 この自殺率の低さには理由(わけ)がある』,講談社,2013年
この言葉は、生きていればだれもが避けられない問題について、周囲の人にできるかぎり早く助けを求めようという意味です。
病気だけではなく、仕事や家庭の悩みごとなど、なんでも早めに「助けて」と伝えることで対処法が見つかります。
追いつめられる前に、大切な自分の心と身体をケアする気持ちで、周囲の人を頼ってみてくださいね。
【企業向け】ウェルビーイングを高めるためにできること
企業としてウェルビーイングを高めるには、社員のストレスを軽減させたり、心と身体の健康に対して配慮したりすることが大切です。
ウェルビーイングを高めるために、以下のような取り組みを試してみてください。
- 労働環境を見直す
- 福利厚生を充実させる
労働環境を見直す手段の例の1つとして、テレワークを取り入れることが挙げられます。働き盛りの社員の中には、子育てをしていたり、介護をしていたりする人たちがいます。
そのような人たちでも、家で柔軟に働ければ、効率的に仕事とプライベートに対応できるでしょう。
また、福利厚生面では、社員の生活を豊かにするサポートができるとよいです。
たとえば
- フィットネスや宿泊施設の割引制度を取り入れて、リフレッシュしてもらう
- 社内のスポーツクラブを作って、交流を深めてもらう
などの支援ができます。
ウェルビーイングを高める取り組みは、企業を成長させ、社員がいきいきと働ける良い循環をもたらすのです。
企業として、できることから少しずつ、ウェルビーイングを高めることに取り組まれるのはいかがでしょうか。
ウェルビーイングな経営の施策についてくわしく知りたい方は、以下の記事でfeppiness株式会社のチームづくりの事例を挙げて紹介しています。
ウェルビーイング経営の必要性や方法を理解するために、ぜひあわせてご覧ください。
▶︎関連記事【ウェルビーイングなチームづくりの具体的な方法】
ウェルビーイングを高めながら「しあわせを測定する方法」
ウェルビーイングを高める取り組みをしていたら、どのくらい変化が起こっているのか知りたいですよね。
とはいえ、「しあわせを測定する方法なんてあるの?」と半信半疑の方もいるでしょう。
実は、ウェルビーイングの高まり度合いは以下のツールで確認ができます。
- アンケート
- 日記
くわしく紹介していきますね。
アンケート
アンケートを定期的に行うことで、しあわせを測定できます。ただし注意点は、慎重で心配性の人は「低め」に、楽観的で自分に自信がある人は「高め」に結果が出ることです。
国連が発表する、2021年の世界幸福度調査では、日本の結果は先進国のなかでもっとも低い56位でした。
しかし、この結果に疑問を持つ人たちがいました。
なぜなら、この世界幸福度調査の結果は「国民の傾向に左右されている」と考えられるためです。「個人主義」の傾向がある国は順位が高く、「集団主義」の傾向がある国は順位が低いという結果が出ていました。
そのため結果については、回答者の傾向を加味することが大切です。
また、「アンケートをとるのは面倒だな」という方には、ITツールの活用をおすすめします。
慶應義塾大学の教授と「はぴテック」というベンチャー企業が共同開発した「幸福度診断」でしあわせを測定できます。この診断は無料で、さまざまな項目ごとに細かく円グラフで幸福度を診断してくれるのです。
項目の一部は以下の通りです。
<項目の一部>
- やってみよう力
- ありがとう力
- ありのまま力
- 職場のしあわせ力
- ストレスの低さ など
参考:株式会社はぴテック.「幸福度診断 Well-Being Circle」
月に1回など、頻度を決めてアンケートを行うことで、しあわせの測定ができますよ。
日記
日記を書いて、しあわせの変化を観察するのも効果的です。
アンケートのように、数値では測れない変化を確認できます。
「今日はとてもうれしいことがあった」「明日は〇〇に挑戦してみよう」など、日々の気持ちの変化や、取り組みをふりかえることが可能です。そのときの感情も記録できるので、思考の整理にも役立ちます。
「手帳ってなにを書けばいいの?」「書くことが浮かばなかったら、どうしよう」という方は、こちらの記事ものぞいてみてください。
▶︎関連記事【手帳に書くことがなくて悩む!使い方のアイデア・活用方法を紹介】
なお、『pure life diary』を使ってふりかえりを習慣化することで自己理解を深め、チーム力を強化した企業さまにインタビューをしています。メンバーの育成方法やコミュニケーションの円滑化に興味がある方は、以下の記事もぜひご覧くださいね。
▶︎関連記事【ふりかえりの習慣で個人とチームが変容|一般財団法人 ウェルネスサポートLabさま【pure life diary 研修】】
ウェルビーイングを高めて「アンケートや日記」でしあわせを実感してみよう
今回は、個人向けと企業向けに具体的なウェルビーイングの高め方と測定方法について紹介しました。
ウェルビーイングは急激に高まるものではなく、時間をかけて「気づいたら変わっていた」という方が多いようです。うれしい変化を実感できるよう、定期的に自分の「しあわせ度」を確認して、ふりかえってみましょう。
アンケートや日記は、ウェルビーイングを高める「ひとつの手段」なので、ぜひ気軽に取り組んでみてください。
手帳『pure life diary』は、「毎日書かなくてもいい」「無理に目標を立てなくていい」という日記で、自分にやさしくウェルビーイングを高められるヒントが詰まっています。
「あらためて自分のしあわせについて考えてみたい」という方は、書籍『人生の純度が上がる手帳術』を活用してみてください。なりたい自分を深掘りできるワークがたくさんありますよ。
筆者はこの書籍を使って、スキマ時間に10分ほどのふりかえりを始めたのですが、少しずつ自分にやさしい声がけができるようになってきたと実感しています。
忙しく過ぎ去っていく日々の、ちょっとした愛しい瞬間を大切できるよう、ウェルビーイングを高めていきましょう。